4部構成でご紹介している“安定的かつ比較的簡単に利益を上げられる方法”の【第二章】です!
【第二章】は、スワップトレードで問題となる為替リスクを排除する方法についてです!
では、早速本題に入っていくとしましょう!
異業者間同一通貨ペアサヤ取り
スワップトレードから為替変動リスクを排除するのに用いられる“異業者間同一通貨ペアサヤ取り”について説明をします。
一般的にサヤ取りとかアービトラージなんて呼ばれる方法です。
前章のプラススワップが付くポジションをシンプルに保有するだけのスワップトレードの進化系の様なトレード手法です。
余談ですが、株の世界では株主配当だけを頂く裏ワザとして用いられたりしていました。(今は、だいぶ規制されたのでできなくなっているところが多いようです)
ところで、スワップポイントは、業者ごとに違いがあると以前に説明しましたね!
その差を利用します。
スワップポイントに差がある二つの業者間で、同一通貨の売りポジションと買いポジションを業者ごとに別々に持ち、為替変動のリスクを無くし、スワップのみ頂くというやり方になります。(売りポジションと買いポジションのスワップの合計がプラスになるように選定します)
例)
業者A:売りポジション スワップ-10円
業者B:買いポジション スワップ+15円
⇒+5円
“異業者間同一通貨ペアサヤ取り”の具体例
では、実在する業者で見てみましょう!下記はDMM FXとFXプライムbyGMOのスワップの一覧表です。USD/JPYに注目してみてください。
DMM FX
FXプライムbyGMO
※1万通貨保有時に1日あたりに付与されるスワップ[円]
赤枠で、囲った部分を合計するとプラスになるのが分かると思います。 この様に同一通貨で売りと買いの両ポジションを持ち、為替リスクを排除した上で業者間でのスワップの差を利用し、コツコツと確実な利益を積み上げる方法です。 ある程度、利益が積み上がったらポジションの売り増し、買い増しをし、複利で運用していくことができれば結構な利益になるでしょう。 例) ただし、この方法は未来永劫完全なノーリスクというわけではありません。 スワップが急に改変されて利益が減ったり、当然ながらどちらかの口座はマイナスとなるので、急な相場変動によりロスカットになってしまうリスクもあります。 そのため、ある程度の余裕資金をそれぞれの口座に入れておき、暴落にも耐えられるようにする必要があるので安全に実施するには元手が必要になります。 さらには、一定期間が経ったらプラスの口座からマイナスの口座へ資金移動をする必要があるので、少々手間ではあります。 デメリットもありますが、昔からあるオーソドックスなサヤ取りの方法なので、無理せずやれば安定的に資金を増やせると思います。 でも、欲を言うと放っておいても利益が出るくらい、もっと楽したいですよね?(笑)
DMM FX :売-68円
FXプライムbyGMO:買+72円
⇒+4円
為替のリスクを受けることなく1日あたり1万通貨保有し、4円受け取れます。“異業者間同一通貨ペアサヤ取り”のリスク